1986年の旧正月、ビルの転落事故で意識不明の娘のため、極貧の家族はすがる思いで一番線香を捧げて祈る。透析すら受けられない尿毒症の母、片足の不自由な父、夢を諦め身を粉にして働く兄……そして、彼女を突き落とした陰湿なイジメっ子。家族の絶望が頂点に達したその時、奇跡が起きた。
福の神が娘の体に宿り、この世に降臨したのだ。
占いの露店を開いた彼女は、権力を振りかざす者を返り討ちにし、18年前に引き裂かれた名家の令嬢を見抜き、呪いの陰謀を破っていく! 善行を重ね、貧しかった家族の運命を劇的に塗り替えていく——。
そして一年後、期限を迎えた福の神は、目覚めた本来の娘の魂を返し、温かい団らんへと見送るのだった。